北海道の西部、札幌に隣接する小樽は、一方を海、三方を山に囲まれた自然に恵まれた街です。小樽の発展の礎となったのは、明治時代に港や鉄道が整備されたことにあり、日本の近代化の象徴である建造物が今なお残されています。そして、この風景を目当てに多くの観光客が訪れています。また、歴史を重んじながらも時代のニーズに合わせたグルメが小樽には数多く存在します。そこで今回は、そんな小樽のグルメを味わえる料理自慢のお宿をピックアップしました。ぜひお宿選びの参考にしてみてください。
アンワインドホテルアンドバー小樽は、趣ある歴史的情緒と現代の感性を取り入れたおしゃれでユニークなクラシックホテルです。幻想的でノスタルジックな雰囲気のロビーバーでは、夕刻に無料のワインサービスを行っています。ほろ酔い気分で小樽の夜を満喫してみてはいかがでしょうか。
レストラン「THE BALL」では洗練されたモダンフレンチがいただけます。最先端かつどこかクラシックで、まさに「小樽らしい」という言葉がぴったりの味わいです。朝食には3段のスタンドを使用したモーニングハイティーを提供しており、見た目の美しさはもちろん、いろいろなものを少しずつ食べられるため特に女性に人気です。
清潔感ある寒色系でまとめられた客室は天井高が3メートルと高く、最もコンパクトなダブルルームでも開放感いっぱいに過ごすことができます。その高さを利用したロフト付きのお部屋はグループや家族連れにおすすめです。家電やゲームなどの貸出備品やルームサービスも充実しているので、大満足のホテルステイとなることでしょう。
料亭湯宿 銀鱗荘は「北の迎賓館」とも呼ばれ、至高の休日を求める旅行者に人気の温泉旅館です。小樽市指定歴史建造物にも選ばれた豪壮優美な鰊御殿を移築したこの宿は、自家源泉の温泉施設も完備しており野趣あふれる露天風呂も自慢の一つです。旅情をかき立てる風景と波音に身をゆだね、安らぎのひとときをお過ごしください。
料亭旅館としてお食事にも定評があるこの宿は、和食だけでなく極上のフレンチをいただくこともできます。素材の良さを最大限に引き出した繊細な和食会席と、ひと皿ごとにアートを感じるフレンチのコース料理は、どちらも北海道の旬の食材を使用しており贅を尽くした味わいとなっています。
地底1300ｍから敷地内に湧き出ている自家源泉の温泉は、湯冷めしにくい恵まれた泉質が自慢です。特に露天風呂は、その泉質だけでなく雰囲気・眺めのすばらしさと相まって極上の癒し空間を作り出しています。大浴場に併設されたフィンランド式サウナからも海を一望することができ、上質なリラックスタイムに時間が溶けていくことでしょう。
小樽朝里川温泉 ホテル武蔵亭は、JR小樽駅から車で20分のところにある温泉宿です。和の雰囲気が漂うこのお宿では、小樽を代表する温泉である朝里川温泉を楽しめる大浴場と天然ラジウム岩盤浴でゆっくりと旅の疲れをとることができます。 キッズルームも設置されているため、小さなお子さまがいらっしゃるご家族も宿泊しやすいお宿となっています。
このお宿のルーツが料亭ということもあり、食事にこだわりがあります。 中でも特徴的なのが、野菜、果物、きのこなどの50種類の原料植物からエキスを抽出して180日間発酵させた大高酵素という発酵食品を使ったお料理です。大高酵素は腸内環境を改善し、体の中から健康になれるといわれており、日本全国にリピーターがいるほどです。
このお宿には全47の客室があります。畳の上で癒されたいという方は和室、ベッドで休みたいという方は洋室、という選択ができるのが嬉しいポイントです。他にも露天風呂付きのお部屋もあり、こちらも和室か洋室かを選択できます。さらに、檜の浴槽がある特別室も設えられています。プライベート空間でゆったりと入浴を楽しみたいという方におすすめです。
ホテルノイシュロス小樽はヨーロッパのお城を思わせる外観が美しい、海と大自然に囲まれたリゾートホテルです。小樽駅からは車で15分ほどの距離がありますが、ホテルの送迎を利用することができます。ホテル内には乾式サウナ完備の大浴場「眺海」があり、岩風呂と檜風呂が日替わりで楽しめます。
レストラン「ブラウキュステ」は広大な日本海の眺望と上質な空間で、北海道の四季を感じる創作フレンチがいただけます。ひと皿ごとに和のテイストが取り入れられており、お箸で気軽に食べられるよう繊細に盛り付けられています。朝食では、道産食材のポトフと三段重をメインに、ドリンクやごはんなどはハーフビュッフェとしてたっぷり堪能できます。
このホテルは、89㎡の広さを誇るラグジュアリーなロイヤルスイートルームから使い勝手の良いダブルルームまで、タイプ豊富に客室が用意されています。そしてそのすべてに露天風呂が付いています。露天風呂は肌当たりのよい軟水を使用し、オーシャンビューの絶景と心地良い湯浴みを24時間気ままにお楽しみいただけます。
オーセントホテル小樽は、JR小樽駅より徒歩5分、小樽市の中心部に佇むホテルです。その佇まいは小樽の歴史的建造物と調和したクラシカルなものになっています。ホテル内は、異国情緒があり、小樽らしさを感じられる内装です。高層階の客室やラウンジ、レストランからは小樽の街、海、山が望め、五感で小樽を満喫できます。
このホテルには、北海道の食材を使ったフレンチ、和の空間の中で旬の味覚が堪能できる懐石料理、海鮮や肉を豪快にいただける鉄板焼といったバラエティ豊富な3つのレストランがあります。その時々の気分で食事できるのが魅力的です。ディナーだけでなくランチでも楽しめます。また、朝食も洋食ブッフェ、和食御膳、海鮮丼の中から選択できます。
このホテルは、ファシリティが充実しています。宿泊に必要なアメニティはもちろん、宿泊者限定のサービスが多数あります。ミストサウナ付きの浴場やウェルカムドリンクが用意されているラウンジで羽を伸ばすことが可能です。また、ルームサービスでは食事やドリンクの提供やマッサージを受けることができるので、至れり尽くせりなホテルステイができます。
小樽朝里川温泉 おたる宏楽園は朝里川温泉峡の入り口にあり、周辺を閑静な住宅街で囲まれた静かな時間が流れる温泉宿です。新千歳空港から１時間、札幌からは30分とアクセスが良いのも魅力です。畳敷きの館内には客室が34室、そのうち半数以上の28室が露天風呂付きという贅沢な造りで、訪れる人を癒しの空間へと誘います。
お食事処では、季節の食材にこだわった自慢の和食を茶の湯懐石スタイルでいただけます。頃合いを見計らった絶妙なタイミングで提供される、器との相性まで計算し尽くされたお料理の数々は、和食の繊細さと奥深さを感じさせてくれることでしょう。事前に連絡すれば、あわびや道産牛など好みに合わせ贅沢な一品料理を注文することもできます。
宏楽園の温泉はお肌がつるつるするのが特徴的な、からだにやさしい単純温泉です。蔵をイメージした内風呂と石に囲まれた開放的な露天風呂が自慢の大浴場には、本格的なフィンランド式サウナも完備されています。また貸切風呂は80㎡の広さを誇り、サウナやリビングスペースも併設されているため、最高のリラックスタイムを過ごすことができるでしょう。
運河の宿 おたるふる川は、小樽運河のすぐそばに建つ観光に便利な温泉宿です。館内はノスタルジックな街の雰囲気がそのまま続く、レトロモダンな雰囲気が魅力的です。大浴場には2つの温泉があり、小樽らしさと自然を感じられる上質な癒しの空間となっています。家族連れやグループ旅行には、気兼ねなく過ごせる貸切風呂もおすすめです。
朝食では、北海道産食材にこだわった豪華バイキングがいただけます。かまどで炊いた「ななつぼし」のごはんや焼き立てパンをメインに、常時約40種類の手作り料理が並び、お腹も心も大満足の朝となるでしょう。夕食では、和食をベースにしたホテルオリジナルのコース料理を提供しています。四季折々の北海道の味わいをご堪能ください。
このホテルは、ひとり旅やビジネス利用に最適なシングルルームや、温泉付き・マッサージチェア付き・和室に洋室と多種多様な客室が取り揃えられています。広々とした特別室には大きなソファが窓向きに設置されており、リラックスしながら小樽の街を一望できます。温かみのある照明と木のぬくもりが、旅の疲れを癒してくれることでしょう。
ホテルソニア小樽は、JR小樽駅から歩いて8分、小樽運河沿いに構えるホテルです。ヨーロッパ調の外観は小樽運河周辺の石造りの倉庫群にマッチしています。ホテルの内装に目を向けるとアンティークの家具とそれらを照らす明かりが古き良きヨーロッパの味わいを演出しています。2018年に新しく建てられた本館は、対照的にモダンさを出しているのが特徴です。
このホテルのレストラン「イルオナイ」では、蝦夷前寿司と炙り焼きを提供しており、その提供方法が趣向を凝らしたものとなっています。「小樽の食の進化」をテーマに掲げ、ホテルのコンセプトである「伝統とモダンの融合」の実現に一役買っています。長年親しまれた蝦夷前寿司や炙り焼きが、器や盛り付け方を変えてスタイリッシュになった姿は必見です。
このホテルの最上階にある天然温泉浴場では、小樽の眺望を眼下に、アンチエイジング効果が期待される「小樽運河の湯」を楽しむことができます。温泉に浸かってひと息つきたい時は、浴場に併設されたラウンジを活用してみましょう。ポカポカとした体感の中、座り心地の良い高級チェアに身を委ねることで至福のひとときを過ごすことができます。
藏群はオーナーの「居心地の良い宿」を作るという思いから、こだわりが尽くされた上質な温泉宿です。造形は蔵をイメージし、各蔵（客室）が回廊をつなぐ形をとるという唯一無二の世界観が特徴です。館内にはライブラリーやアートギャラリーもあり、心地よい大人の時間が流れています。
こちらのホテルのお食事は、一品一品料理長が趣向を凝らし、ホテル独自の世界観を表現した日本料理ベースの会席料理です。小樽を中心に北海道の選りすぐりの食材を使用し、繊細で贅沢な味わいとなっています。お料理の匂いが残らないように、部屋に戻ってすぐ寛げるようにという細やかな心遣いから、お食事は専用の個室で提供されます。
19室ある客室は、内装やインテリアにこだわってそれぞれ異なる雰囲気で設計されているのが特徴です。和骨董をメインに落ち着いた空間造りがなされており、どのお部屋もゆったりとくつろぐことができます。ホテル内には大浴場もありますが、お部屋の浴室にも温泉が引かれているため、のんびりと上質なリラックスタイムを過ごすことができます。
オーベルジュ 御宿 櫻井は、JR小樽駅から徒歩13分の場所に位置する宿泊施設です。小樽運河に程近く、周辺は小樽の古い街並みが残る風情のある光景が広がっています。小樽の120年前に建てられた酪農会館を宿泊施設として活用し、運営しています。このお宿を取り巻くエリアは「小樽出世前広場」と呼ばれ、小樽観光の目玉スポットです。
このお宿では、併設されている食事処「わさび」で食事をとります。ここでは、ヒレカツ定食、ロースカツ定食、エビフライ定食、カツカレーといった親しみのあるお料理が売りです。他にも北海道ならではのホッケやザンギ、ジンギスカンなども味わえます。どれも上質な素材を使い、できたてにこだわったワンランク上の逸品です。
このお宿は、明治・大正・昭和・不老長寿をあしらった4つの部屋が用意されています。それぞれの時代に思いを馳せることができる内装と調度品の数々が訪れた人たちを非日常へと誘います。街並みも相まって、映画のセットの中に迷い込んだかのような感覚になるでしょう。ディープな小樽を楽しみたい方に適している宿泊施設です。
