Ryokan尾道西山
文学のまち。映画のまち。お寺へとつづく坂のまち。
尾道を香り高い文化のまちに育てたのは、商都として栄えた歴史です。
江戸時代に西国街道と銀山街道が交わり、北前船が寄港した尾道は、人と、ものと、情報と、文化が往来する日本の要衝として繁栄。
海運や造船などで財を成した豪商が、寺社に寄進して芸術文化を育て、茶の湯で客人をもてなした社交の場は「茶園」と呼ばれました。
時をさかのぼれば、瀬戸内海の航路を守った村上海賊も、誇り高い文化人。
こうした土地の記憶が積み重なるまちで、茶園の役割を担ってきた西山別館が、尾道文化を今に伝える宿「Ryokan尾道西山」としてよみがえりました。
伝統に敬意を表しつつ、新たな時代の安らぎと交歓の場をめざしてまいります。