登録有形文化財旅館 加登屋別館
加登屋旅館は栃木県那須塩原市の山あいの秘境「板室温泉」にある温泉旅館です。
板室温泉は平安時代の西暦1059年に発見されたと伝えられており、加登屋旅館を継承する 髙根沢家は五百年程昔、板室に最初に入植した5つの氏族の直系です。以来板室で温泉宿を営んでおり、旅館に現存する資料として、江戸時代嘉永元年1848年生れの「仙太郎」直筆と思しき〈旅人宿〉木看板 が在り江戸時代に宿屋として営んでいた証が確認出来ております。
更に「仙太郎の父佐治兵衛」の謄本は江戸時代文政の年号迄記されております。
令和の今日まで守り続けてきた自家所有の2本の源泉は「下野の薬湯」「霊泉」と呼ばれ、江戸時代より数多くの湯治客に親しまれて参りました。
2016年(平成28年)には大正8年建立の加登屋旅館本館を併せ3つの建物が「国登録有形文化財」となりました。